戦後60年決議案・全文

決議案の全文が掲載されていたので、ここに引用します。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/archive/news/2005/07/27/20050727ddm005010020000c.html

戦後60年決議:決議案・全文

 国連創設及びわが国の終戦被爆六十周年に当り、更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議(案)

 国際平和の実現は世界人類の悲願であるにもかかわらず、地球上に戦争等による惨禍が絶えない。

 戦争やテロリズム、飢餓や疾病、地球環境の破壊等による人命の喪失が続き、核兵器等の大量破壊兵器の拡散も懸念される。

 このような国際社会の現実の中で、本院は国際連合が創設以来六十年にわたり、国際平和の維持と創造のために発揮した叡智(えいち)と努力に深く敬意を表する。

 われわれは、記念すべき年に当り、わが国の過去の一時期の行為がアジアをはじめとする他国民に与えた多大な苦難を深く反省し、あらためてすべての犠牲者に追悼の誠を捧(ささ)げるものである。

 政府は、日本国憲法の掲げる恒久平和の理念のもと、唯一の被爆国として、世界のすべての人々と手を携え、核兵器等の廃絶、あらゆる戦争の回避、世界連邦実現への道の探究など、持続可能な人類共生の未来を切り開くための最大限の努力をすべきである。

 右、決議する。

 日本国衆議院

毎日新聞 2005年7月27日 東京朝刊

参考までにgooのヘッドラインのみ以下に引用

http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20050803/K2005080204490.html

戦後60年決議、自民、民主から欠席者

 自民、民主、公明、社民4党の賛成多数で採択された2日の「戦後60年決議」の採決で、決議に慎重・反対と見られる平沼赳夫経産相ら自民、民主両党の数人が棄権・欠席をした。95年の戦後50年決議の際にも、修正要求が受け入れられなかったとして新進党(当時)が欠席、自民、社会、さきがけの与党3党からも約70人の欠席者が出た。歴史認識を巡るコンセンサスづくりの難しさを改めてうかがわせた。(朝日新聞) 【記事全文】

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http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20050802/20050802it13-yol.html

衆院、戦後60年決議を採択…平沼氏ら退席

 衆院は2日、戦後60年を機に国際平和に貢献する決意などを表明する決議を自民、民主、公明、社民4党などの賛成多数で採択した。決議は、第2次大戦歴史認識について、「アジアをはじめとする他国民に与えた多大な苦難を深く反省し、あらためてすべての犠牲者に追悼の誠を捧げる」とした。日本の戦争責任に言及した国会決議は、1995年の戦後50年決議以来となる。(読売新聞) 【記事全文】

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http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20050803/m20050803005.html

衆院 戦後60年決議採択 50年決議踏襲 安倍氏ら反発、退席

 国会は二日の衆院本会議で、戦後六十年にあたり国際平和構築への貢献を誓う決議を、共産党を除く自民、公明、民主、社民四党の賛成多数で採択した。しかし、十年前に村山政権下で採択された「戦後五十年決議」を踏襲したものであることから、自民党内には異論が生じ安倍晋三幹事長代理、平沼赳夫経産相らが決議直前に退席。野党側にも「五十年決議より謝罪色が後退した」との不満がくすぶった。(産経新聞) 【記事全文】

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http://news.goo.ne.jp/news/picture/20050802/m2610769.jpg
衆院が戦後60年決議を採択
時事通信 08月02日 17:14

戦後60年に当たり、国際平和構築のための貢献への決意をうたった「国連創設およびわが国の終戦被爆60周年に当たり、さらなる国際平和の構築への貢献を誓約する決議」を賛成多数で採択した衆院本会議(2日) 【時事通信社